九十九湾で見る気嵐
今日の宿も穏やかな時間が流れています
能登は久しぶりのお天気に恵まれ、
気持ちも晴れやかに過ごす事が出来ました
先日、東京からお越し頂いたお客様で
『どうしても冬の北陸で見たいものがあって来たんだ。』
と言うお客様がいらしゃいました。
お話を聞くと、気嵐(けあらし)の写真を撮りたくてお越しになられたとの事。
気嵐の事を詳しく知らなかったので、地元の船大工さんに聞いたところ、
気嵐とは、
放射冷却によって、冷え込みが強まった日に
海面上に水蒸気の急激な蒸発により
霧が発生する幻想的な現象
つまりは『海から湧く温泉みたいなもの』だそうです
確かに、朝の寒い日にモクモクと水面から湧き上がる光景を私も見たことがあります
九十九湾で見れる気嵐は長くても10分ほどの珍しい光景で、なかなか見る事が出来ません。
でもそのお客様は奇跡的に数分ではありましたが、見る事が出来た様で、
喜んでいらしゃいました。
朝はまだまだ寒い日が続きますので、もしかしたら
九十九湾に漂う気嵐を見る事が出来るかもしれませんよ