能登起舟祭⚓
春がだんだんと近づいて来ておりますが、能登はまだまだ寒い日が続きます。
能登半島には漁師町がたくさんあり、漁師にとって年に1度2月11日の旧正月に祭りが行われます。 大小100隻余りの漁船が大漁旗を張り巡らして船を飾り、榊と御神酒を供える伝統の起舟祭です。 また、大敷き網の各組合では関係者が揃ってにぎやかな酒盛りをするところも…
藩政時代から続いているこの行事は、冬の間浜に引き上げてあった漁船を2月11日に起こして海に浮かべ、その年の大漁を祈ったことから始まるそうです。
キシュウという字は、漁村では「起舟」、農村では「吉祝」と書き、発音は同じである。但し、キシュウと呼ばれているのは石川県と富山県の海岸地方に限られているそうです。他県では、「船祝」とか「船霊節句」と呼んでいるそうです。
能登最大の起舟祭は志賀町の富来漁港が有名で、テレビでも大きく取り上げられるほど…
イベントとしても町をあげて盛大に行われておりますが、たくさんの船がたくさんの大漁旗を掲げている様はとても迫力がありますので、能登に来られた際に見に行かれるのも一興かと思います。